生きる

 「葉隠」(はがくれ)は、江戸時代中期(1716年ごろ)に出された書物である。肥前国佐賀鍋島藩藩士・山本常朝の武士としての心得について見解を「武士道」という用語で説明した言葉を、、田代陣基が筆録した記録である。(ウィキペディアより)
 そこで、西部邁氏が「福澤諭吉」という著書において
 “ここで私が武士道というのは、山本常朝が『葉隠』でいった意味においてである。つまり、「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」というのと「人間一生 誠に纔(わずか)の事なり。好いた事をして暮すべきなり」というのと 二つの方向のあいだでバランスをとる生き方のことだ。その平衡点は、“自分が最も好きなことは死を恐れずに最高の義に尽すこと、そしてその最高義をみつけるために、(常朝に従っていえば)他者との<談合>に丹念に取り組むこと”以外にはありえない。”
と記されてた。