フェルメールからのラブレター

フェルメールからのラブレター
コミュニケーション:17世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージ
と題して 京都市美術館にて開催されている 展覧会を観て来ました。
http://www1.icnet.ne.jp/take/vermeer.worklist.html
(フェルメール 全作品が紹介してあるホームページ)

今回のフェルメールの作品の展示は、「手紙を書く女」「手紙を読む青衣の女」「手紙を書く女と召使い」の三作品でした。

 他の展示の中に コルネリス・デ・マンの作品で「薬剤師イスブラント博士」という題の絵が展示してあったのだが そこに描かれている 博士の衣が 日本の着物であると紹介されていたのです。
http://vermeer-message.com/wp-content/themes/vermeer-message/exhibition/work4.html?KeepThis=true&TB_iframe=true&height=481&width=760

オランダではフェルメールやコルネリス・デ・マンの時代 1650年頃 日本の着物ブームだったようです。
この情報が 私の脳にちょっとした刺激を与えたようで 私の体が 連想ゲームを開始したのである。
日本は何時代?
 自宅に着くなり 調べ始めたのである。
☆1650年頃 日本は何時代?
  江戸時代 徳川 第4代将軍 家綱(在職1651〜1680)
 そうか!
☆長崎 出島(でじま)オランダ貿易か。 1634年江戸幕府鎖国政策の一環として長崎に築造された人工島。扇型になっており面積は3969坪(約1.5ヘクタール)。1641年から1859年まで対オランダ貿易が行われた。
 オランダはスペイン統治下にありスペインから正式に1648年独立を承認された!
☆おい 日本はオランダの独立が承認されるまえからオランダと貿易してるのか? 日本は誰と貿易してたのか? オランダとは どの様な国なんだ! (私の知ってる 日本の歴史てなんなだ!)
 オランダとは日本側の通称で実際は!
オランダ王国 ウィキペディア百科事典によると http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80
 1581年7月26日 独立宣言 1648年10月24日 独立承認となっている。

 ☆話は少し変わるが、 スペインの無敵艦隊イングランドが破る 海戦 アルマダ海戦は1588年 この時戦ったのが イングランド王国ネーデルランド連邦共和国の連合軍とスペインとポルトガル王国の連合軍。

 東南アジア・インド の貿易といえば 東インド会社
☆「東インド会社」検索すると ウィキペディア百科事典に http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E4%BC%9A%E7%A4%BE
 イギリス東インド会社
 オランダ東インド会社
 スウェーデン東インド会社
 デンマーク東インド会社
 フランス東インド会社
  それぞれの項目を読むと何か考えさせられる 私の国家感とはなんと「胃の中の蛙大海を知らず」的に感じてしまう。「昨日の友は今日の敵」というか「昨日の淵は今日の瀬」 情緒的なことを言ってられない 話にならない だから「法」が尊ばれたのでしょうか。
 商人の逞しさ 王国の仕組み 国の成り立ち 国と国の関係 法の意味 農畜産を行なう民。

 私の教わった学校での歴史の授業は、語句と年号を覚えて 答える試験の為の授業だったが、今 そのうろ覚えが 無秩序に湧いてきて その情報が私の中で あたかも心地よいメロディーを奏でて 編集されていく。 楽しい。
 こんな編集作業を 少しは授業に取り入れてくれていれば 若い頃から いろんなことを並列的に見る能力が養われたんじゃないかなと感じる。
 ちなみに、江戸幕府がなぜオランダとの貿易を選択したのかとうい理由の一つに、当時 ポルトガルカトリック教の布教を恐れた幕府に プロテスタントのオランダ(ネーデルランド連邦共和国)商人がうまく取り入ったのではないかと・・・

☆今回の未曾有の大災害を 政府はどの様に復興して行くのか?
西欧のこの歴史の流れを知ると
 ネーデルランド商人の国家なら 新たな産業を起こすか 東北に経済特区を作り 例えば、5年か10年 法人税をかけないこれは日本の企業だけでなく 海外の企業にも適応する。 なんてことを行なうような気がします。
 それから、 自由貿易 関税の撤廃。
☆そう!そこで重要なことが オランダの隣の国 ベルギーは1830年にオランダから独立してる。 これは 宗教的問題もあるようだが その他に
 ベルギーは北部のオランダ地域より土地があり 農畜産が盛んで オランダの商人が考えた 自由貿易 関税撤廃では生計が立たない住民が多かったので、 独立して 自分達に有利な自治を得ようとしたんじゃないかと想像します。
 日本の農畜産は、土地の広さ 立地条件などから 安くて大量に生産することは難しい。やはり品質で勝負していく方向しかないのかもしれませ。 付加価値をいかにつけるかですね。 この手立ても必要なんです。
 
 このような 今の日本の状態を雑に考えるなら 日本の政治家、官僚は 農畜産物の安全、信頼をなんと考えているんだろう。 縦割り行政をコントロールできてない。 政治家がだらしない。 彼らを選んだのは 私。
 私は少し能天気に浮かれていた。

 今 中国の高速鉄道事故で中国当局の対応が問題になっているが 日本もそんなにかわらないのじゃないかと感じてしまいます。原子力の安全性についてどの様な注意を払って行くのか。 

フェルメールからのラブレターを この様に読んでしまった。 わたし 

真珠の耳飾りの少女
 http://www1.icnet.ne.jp/take/21.html
この作品なのだが、驚かされる所がある。
 瞳に白く点が入っている これは写真撮影方ではキャッチライトとと言い、人物の顔写真を撮影する際、瞳に映りこませる光のことである。
 瞳に適度な光を映りこませると、生き生きとした輝きのある表情が演出できるのである。
 また 左右の瞳の方向が微妙に違うのである これによって 少女の目力に深見を増した感がある。
 真珠の耳飾りの 白い光の反射 この光の光源はどこなのか?
フェルメールの凄さである。