歯神社(語呂が転じて)


大阪 梅田の繁華街に ぽつんと祠があるので
何かと近づいてみると

歯神社とある。

この神社の御由緒 いわれは
 「綱敷天神社 末社 歯神社(つなしきてんじんしゃ まっしゃ はじんじゃ)」と称し、今から数百年前に梅田一帯が大洪水に見舞われ、あわや水没するかにみえた折、地元の人間がお祀りしていたお稲荷さんの御神体である巨石(本殿地中深くに鎮座)が、流れ来る水を歯止めし、梅田の水没を防いだことから、歯止めの神さまとして慕われました。のちに歯止めの語呂が転じて歯痛止めにご利益があるお社といわれ、いつの頃からか歯神社とよばれるようになりました。」
 とある。
 凄いことに 「語呂が転じて」と公言しているのに ご利益が
〜御利益〜
歯痛鎮静
健歯護持
歯業成就
歯止祈願
商売繁盛
 歯神社本殿の手前に小さな丸石がちょこんとあります。これは「なで石」と呼ばれ、御神体の巨石のかけらともいわれ、この石をなでて歯の痛いところをさすれば痛みが和らぐといい、お参りされる方は皆さんなでておられます。

と神社のホームページに記載されている。
なんと 日本の神々の寛容な事かとに恐れ入るしだいである。
ただ 私は その寛容さに甘えて 自然の力を忘れていないかと ふと 思いました。