彫刻家 “佐藤忠良”  (NHK 日曜美術館 ) 神戸

 NHKの日曜美術館とう番組で彫刻家 “佐藤忠良”を紹介されていた。
彫刻の表情に興味を引いたので、実物を見たくなり インターネットで検索をしてみたら  
神戸に佐藤忠良の作品があると知ったので20日(春分の日)に神戸に行っきました。
「つぶれた帽子」(佐藤忠良自伝):中公文庫 の文中にシベリア抑留時代の記述がある。
 「ああいう極端な生活条件の中におかれると、われわれ日本人同士は、あらいざらいを見せ合ってしまうことが多かった。極限の中での人と人との真情を何度美しいと思ったか知れない。けれども片方で、頭の切れる人で要領のいい人は、いちはやく民主的ポーズをとり、収容所社会の見事な権力者になり、官僚的自己保全の人になる。知識と教養とが、こんなに見事に一人の中で別の人格になって存在するものだろうかという姿をいくつも見た。
 自分だけがいかにも局外者のような言い方をしてしまったが、食べること、寝ること、着ることを、いかに隣人よりいい条件で確保しようかと神経を使った点では、私も知識と教養の同一化などと、他人のことのようには言えない生き方をしていたに違いない。」 



『帽子・裸婦』(1981年) - 花と彫刻の道




『人魚』(1990年) - リバーモール




『牧神』(1990年) - リバーモール


帰りに 冷えた体を“万葉の湯”スパー銭湯で温めた。
最上階18階にある 足湯からの夜景です。

渡されたロッカー番号


老後とは!